充填断熱工法では、断熱材は内側に充填されていましたが外張断熱では、壁内部ではなく柱や梁の外側に断熱材があることが大きな違いです。 | ||
建物にやさしい=高耐久湿気を透しにくいプラスチック系断熱材を用いた外張り工法は、夏・冬両方の結露を防ぎます。また、木材が直接空気に触れることで、呼吸を促進させ、耐久性の向上に寄与します。 |
外張り工法の特長 高断熱断熱材が柱、梁の外側にあるため、断熱材が切れ間なく連続します。 |
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空間利用躯体内部が空洞となるため、収納として利用する事ができます。また、小屋裏空間もすみずみまで利用できます。 |
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一般的な充填工法の注意点 隙間にご用心!充填断熱は躯体との取りあい部分が多くどうしても隙間が生じがちになります。隙間だらけではせっかくの断熱材が力を発揮できません。特に配管・配線付近や、断熱材の取りあい部分、間仕切り部分は注意が必要です。 |
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配管・コンセント等による隙間 |
壁と天井断熱材の隙間 |
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内部結露は住まいの天敵!結露の元となる水蒸気は水の分子の250万分の1という細かさで、わずかな隙間を自由に移動します。特に繊維系の断熱材の内部で結露すると断熱性能の劣化のみならず、構造体を腐らせる原因にもなるので防湿施工に対しては細心の注意が必要です。 |
結露のメカニズム<冬期> |